9月
■「なぜ?」を3回考える株スタイル。
ある国の国民の親は、自分の子どもに対して、小さなうちから「なぜ?」という疑問符を自分の中で3回繰り返す習慣を身につけさせるそうです。
「なぜそれを行いたのか?」、「なぜそこに行きたいのか?」、「それは何のためか?」といった感じです。
いつでもどんな行動を起こすにも、そうやって事前に自問自答させ、自分自身の目的と信念を子どもに確認させるのだそうです。
このやり方を、株をやろうとするあなたに当てはめてみましょう。
すると「なぜ株を行いたのか?」、「なぜそこに投資したいのか?」、「それは金儲けのためか、それとも応援のためか?」というような3回になります。
このやり方は株式投資の状況判断にも役立ちます。
たとえば「なぜ福祉業界に投資したいのか?」=「少子高齢化であと20年は需要が伸びるといわれているから」。
「なぜ、×××介護ホームの株を買うのか」=経営方針が10年後から先の中長期を見据えていて、戦略も明快で人気があるから。
「それは何のためか?」=自分の将来の生活資金を増やすため(金儲け)~。
などとなります。
答えがはっきりしたら、あなたの回答にあわせてもう一度裏づけを取りましょう。
1回目のなぜの答え、「少子高齢化であと20年は需要が伸びる」=ネットから論拠となるデータを探します。
厚生労働省の白書が基本になります。
2回目のなぜの答え、「経営方針が中長期的、戦略も明快で人気もある」=株式市況を伝えるネットサービスのサイトから該当する会社の概要や株価チャート、アナリストの評価などを確かめます。
できれば複数のサイトから評価を集めます。
市況に基づいた将来的な分析が入っているので信頼性があります。
投資先のホームページや口コミサイトはあてにならないので参考にはしないように。
3回目のなぜの答え、「自分の将来の生活資金(金儲け)」=2回目と同じくアナリストの評価やその会社の5期分の実績、年間の株価の推移などをみます。
業界全体の見通しや、他の同業他社との実績を見比べてください。
競合となる相手の会社を見つけ出して1対1で見比べるのも大事です。
もしかしたら競合相手のほうが見通しがいいかも知れません。
このようなやり方を心がけることで、業界に詳しくなり市況も読み解けるようになります。
楽しみながら頑張りましょう。