3
9月

ハゲタカファンドとは経営破たん状態に陥っている会社の債権や株式を買い取って経営権を握り、企業を再生させたうえで株式を高値で売り抜け、利益を上げるやり方のことです。

企業再生ファンドなどとも呼ばれ、専門の事業者が看板を掲げて商売をしています。

証券取引法など法的な側面での違法性はなく、正統なファンドです。

わかりやすく言えば、再生のプロと金融のプロが手を組んだやり方で、ファンドとしてそれほど歴史のあるものではありません。

ハゲタカファンドがもっとも誤解されているのは、「乗っ取り屋」だと思われている点です。

しかし正確に言うなら再生屋であって、瀕死の重症にある患者を生死の境目から救い出し、新たなパワーを与え身元引受人を探してくれる会社です。

経営陣の入れ替えによる人心一新、法的な整理、大規模なリストラ、事業に不利益な資産の売却など、次々と押し進めるやり方はときに非難されることもありますが、決して悪いことをしているわけではありません。

株式市場では、経営が危ぶまれていた企業がV字回復をしているのをみて、「いまが買い時!」とばかりに株が買われるので、また株価が急騰します。

ハゲタカファンドは、自分たちが投じた資金以上の株価に跳ね上がるのを待って、これで利益が十分出ると判断した瞬間に企業の売却に踏み切ります。

彼らの仕事はそこまで~。

巨額の利益を得て、ハゲタカファンドに出資した投資家たちに高い運用益をリターンとして配分しています。

株式市場でも何でもそうですが、法に背いていない限り罰則を受けることはありません。

家族経営を基本としてきた日本では、合理化されたやり方に対してすぐに白い目を向ける人がいますが、行き詰まった経営者が一人で抱え込んで重症化させるよりは、ずっとマシだと思っています。

緊急事態ですから一刻も早い処置のために強引となるのもやむを得ないでしょう。

高い技術力や特殊なシステム・特許などをもつ有能な企業が、従業員もろとも消滅してしまう最悪の危機を脱することができます。

個人投資家のみなさんは、風評や偏ったニュースのコメントなどに惑わされることなく、つねに客観的な視点で市場を見守るようにしましょう。

中小機構:ファンド出資: 中小企業再生ファンド

Comments are closed.